ブルーディスティニー2005
始まりはいつもマザーボードから
本当だ。信じてほしい。新しく1台組もうなどという浮気心は全くなかった。
私にはかわいいメインマシンがある。かわいいサブマシンがある。
ただ、このマザーボードが欲しかった。それは事実だ。
お買い上げその1
GIGABYTE GA-7VTXH (中古 2980円)
ずっと憧れていたGIGABYTEの青マザー。
ハイエンドゆえに美しく、ハイエンドゆえに手の届かぬ存在。
いや、値段の問題ではない。問題は大きさだ。
ハイエンドの象徴たる青マザーは、当然のようにATXでしか存在しない。
ATXこそ、チップセットの持つ機能を十全に発揮できる、ハイエンドに相応しいフォームだ。
そしてコンパクトなマシンを求める自分にはATXマザーという選択肢などありえない。
やむなく指をくわえて眺めること数年。今やカラフルなM/Bが氾濫するようになってもなお、私にとってGIGAの青マザーは憧れであり続けた。
だからつい買ってしまった。使うためではない。ただ眺めるだけでいい。実のところ、このマザーの諸元などよく知りもしなかった。青ければどれでもよかったのだ。
といいつつ手元にあれば動かしたくもなる。あまりもののDuronなど差して動作確認などしてみるうち、徐々に興味が沸いてきた。こいつに差せそうなおもしろい石はどこかに転がってないだろうか。
ネットで調べた。あった。
「GeodeNX」。
ジオド・エヌエックス。SocketAに差せる省電力CPUで、実態はAthlonXPの選別品らしい。こんなに知名度が低く、しかも省電力。これは私の好奇心をそそらずにいられない。
(かつてK6-2が全盛だったころ敢えてそれをWinChip2に付け替えた、といえば私の嗜好がわかってもらえるだろうか)
しかしGeodeNX、致命的な欠陥があった。「対応するマザーボードがない」。
これはますます私の自作魂をゆさぶる。駄目もとでなんとかこのマザーに差せないだろうか。
再びネット検索。すると正式対応はしていないものの、多くのSocketAマザーでGeodeが動いたという報告がドサッとあげられている。その中に私の買った「GA-7VTXH」の名前もあった。
動かすつもりのなかったマザーボードと、興味のなかったCPU。
この2つが出会った時、私の自作魂がふつふつと燃えたってきた。
お買い上げその2
AMD GeodeNX 1750 (新品 5980円)
GeodeNXについてはこちらのサイトを参照 http://fab51.com/ GeodeNXの、いやAMDCPUの全てがわかる ありがたいサイト |
さっそくDuron純正のCPUクーラーを取り付け起動。
前述の通りマザーボードがこのCPUに正式対応していないので、いくつか不具合がある。
まずBIOS上の表示が「AthlonXP1600+」となる。これは表示上の問題で実動作には影響ない。
もうひとつ、CPUへ供給される電圧が正規の1.25Vではない。このマザーの場合1.44Vだった。まあ、この程度の昇圧は多めにみよう。省電力の点からは残念なことだが。
要するに、普通に使える。
で、性能のほうはというと…
「つ、使える!」
というか
速ぇ〜っ!
後戻り不可能
誤解のないよう言葉を添える。GeodeNXは遅い。2005年に発売されたCPUの中ではかなり非力だ。
だがスピードとは相対的なもの。現在の我がメインマシン(セレロン900MHz)に比べると明らかに速い。
メインマシン (Celeron900/256MB/RAGE128) |
GeodeNXマシン (GeodeNX1750/256MB/G400) (GeodeNX1750の実クロックは1.40GHz) |
|
HDBENCH330 integer/float |
40878 / 40722 | 61935 / 72785 |
同・メモリ read/write/r&w |
12018 / 10955 / 16874 | 22614 / 25743 / 30505 |
superπ | 3'26'' | 1'26'' |
3Dmark2000 1024*768*16 |
1378 | 計測忘れましたぁ! グラボ換装したので (換装後の値は下記) |
「PCにことさらスピードを求める必要はない」というのが我が持論ではあるが、これだけの差を見せつけられては。しかもGeodeマシンのほうがメインマシンより消費電力が少なく、そして静か!
「こいつをメインマシンに」
ATXの大きさの事など忘れたかのように妄想が頭をよぎりだす。
というわけで気がつくと…
お買い上げその3
HDD 160GB (seagate製 新品 8300円)
そもそもこれだけの性能があれば今までやってみたくてもできなかったことができるかもしれない。たとえば動画エンコードとか。
一般的にこの程度のCPUではエンコードには非力だと思われている。だが1本の映画をエンコードするのにかかる「時間」ではなく「消費電力」で考えたら、ペン4とGeodeNXと、どっちが優秀だろう?
試しに「DVD Shrink」というエンコード用ソフトを使ってテストしてみた。2時間の映像データをエンコードするのに、約2時間強。う〜ん、やはり遅い。
「等倍なら、十分許容範囲でしょ」
という考え方もできるが、速いに越したことはない。ならば。
我が心の奥底に深く封印されていたオーバークロッカーの血がふつふつと煮えたぎってきた。
いっちょう、やっか
攻める! 久々に!!
仮にそのマシンが1割速くなったとして、2時間かかっていた処理が1時間48分になるだけのこと。
マシンの安定性を犠牲にしてまでやるべきだろうか。
無論、やるべきである。
なぜなら私は自作派だからである。
自作派とは、例え目的がなくてもオーバークロックに生き甲斐を感じる男のことである。
高速エンコードという目的が見つかった現在、何をためらうことがあろうか。
本来が省電力CPUであるGeodeのオーバークロックに積極的になる理由はまだある。
幸か不幸かこのマザーボードはGeodeを正しく認識していないのでコアに規定を超えた電圧をかけている。デフォルトで喝入れされてるのだ。これはもはや「こいつに気合いれてやってくれ」というマザボからのメッセージとうけとるしかないであろう。
しかもこのCPUの実態は、かつて「苺皿」と呼ばれオーバークロッカー御用達だったサラブレッドコアと同等。もはや成功は約束されたようなものである。目標としてこいつをFSB166MHz、コアクロック1750MHzで動作させる。あわよくばその上も狙う。
問題はある。オーバークロックの常だが、CPUを高速化しようとFSBを上げるとPCIやAGPのクロックも同期して上がってしまい、HDDやグラボに負担をかけ最悪はクラッシュしてしまう。同期を切る設定を持つマザーボードもあるが、あいにくこのマザーボードにはない。
だから「FSB166MHz」を狙うのだ。詳しい説明は省くが、FSB/PCIのクロック比率を手動で切り換えてGeodeNXのFSBを166MHzと誤認させ、CPUのみをオーバークロックさせるのだ(細かいことをいえばこれにメモリのクロックが絡んでくるが)。
で、このマザーボードには手動で切り換えるスイッチがあるのかないのかというと… う〜ん、あるといえばある、ないといえばない。基盤上ディップスイッチで設定できるようになってるのだが、そのディップスイッチそのものが省略されている。
「手動設定できんがな」
で、結局、
「スイッチを基盤にハンダ付けしました」
スイッチつけたんだけど、チョン切っちゃいました。
コレクターアイテムのはずのマザボにハンダごて当てるはめになるとは。
だが時に心を鬼にすることも、自作派には必要だ。
ともあれこれでFSB166MHz。さあ、いきま〜す!
…起動しない。
…なんでやねん。
CPUの耐性には全幅の信頼をおいている。いったい足を引っ張ってるのはどいつだ? 一旦FSBを133MHzに戻し、徐々にFSBを上げていくオーソドックスな方法でオーバークロックを試して原因を調べる。マザボとグラボ(G400)のみの最小構成でテスト再開。
FSB156〜7あたりで起動が怪しくなる。犯人はメモリ(PC2100
256MB)ではないかと疑ってメモリの設定を変えてみる。だが状況は変わらない。メモリはシロだ。ならば犯人は?
もしやと思いチップセットに空冷ファンをとりつけてみた。
(実験後は回してません。ついてるだけ)
そうしたらまあ、起動限界があがるじゃないか。こいつが犯人かい! ちなみに159MHzくらいまでいった。
このマザボ(GA-7VTXH)、FSBを最大233MHzまで設定できるのが売りだったと思うのだが
設定できても動かなきゃしょうがない
KT266Aにそこまで求めるのは酷だが、でもGIGABYTEさん、ちょっとひどいよね。
評価下がりました。
で、結論としては 「マザーボードの選択を間違えました」
本気でGeodeNXブン回したいならKT400程度のチップセットを積んだマザボを使うべし。
といっても買い換えるつもりないけど。マザボが綺麗だから買ったのがそもそもの発端なのにそんな事したら本末転倒。それに
このGeodeNX、もう外せません。コア欠け怖いんで
というわけで結果、FSB146〜148MHz程度のプチ・オーバークロックに止めた。
なんだかんだいって、オーバークロックが目論見どおりにいったことないよ。
果てしない欲望
大容量(それなりに)のHDDも買ってしまったし、この時点でメインマシン昇格ほぼ確定。
ならば。TVキャプチャーもできねばなるまい。うちでは代々そう決まっている。自作始めたきっかけが「パソコンでキャプチャー」だったくらいだし。
などとえらそうに言ってるわりに今使ってるキャプチャー機器はATIのAll-in-wonder128(PCI)だったりする。いくらなんでもこの前世紀の遺物ををニューマシンに引き継ぐつもりはない。キャプチャー機能統合型グラボのデメリットを多々感じるようになってきたのでこの際、専用の機器を買うとしよう。
というわけで…
お買い上げその4
カノープス MTU2400F (USB接続TVチューナー 中古 12800円)
「各パーツ1万円以内におさえよう」という密かな目標があったので、明らかな予算オーバー。Aopen製ソフトウェアエンコードチューナーが3000円で売ってたので迷ったが、買えば後悔は目に見えていた。
あえてUSB接続のものを選んだが、今回は光学ドライブもUSB、無線LANもUSB。マザーボードに差さってるのはグラボとUSB2.0インターフェースボードだけというせっかくのATXボードに失礼なこのふるまい、なぜにUSBにこだわるのか。
答えは「電源」。うちの電源、出力90Wです。ケタを間違えているんじゃありません。余計なものなんにも差せません。メモリも怖くて2枚差せません。好きでやってる事なんで放っておいてください。これ静かでとても気に入ってるので。
東にやかましいFANあれば行って壊してやり、西にうるさい電源あれば開けて回転を落としてやる。労は厭わぬができれば穏便に済ませたい。最近は大出力でも静かな電源が増えてきてるらしいが、300W超の電源などできれば一生使わずにいたい(コタツPCを作るなら話は別だ。いや本気で)。
1つの電源から多くの機器に電力供給するより、ACアダプタつけてでも電力を分散させたほうがシステムは安定するのではないか? なんかそんな気がする。画質にも音質にもその方がいいんじゃないかと思う。オーディオいじりをちょこっとやった拙い経験から「電源は分ける」というのが私の正義になりつつある。
ちなみに買ってきたTVチューナーだが思ったほどの画質ではなかった… というか汚くてびっくり。これはアンテナ側に原因ありとみて家じゅういじり倒し(PCネタではないので詳細は割愛するが屋根まで登った)なんとか見られるレベルになった(またしても1万円ほど散財)。ことチューナーの場合ハードの性能差よりも配線に気をつかうことのほうが大事だと身に沁みた。
使い勝手はとてもいい。ネットの番組表で録画予約してPCを休止状態にしておけば、録画時間に復帰
-> 録画 -> 再び休止、と正常動作する。家電なら当たり前だがPC、それもメーカー製でなく自作マシンがTV−PCとしてきちんと動いてくれるのはちょっとした感動だ。
果てしない欲望パート2
性能が気に入ってマシンに手を入れ、ますます性能があがり、こうして自作派は自分のマシンにほれこんでいく。いや〜ほんといいマシンになってきた。なにがいいってAGPが差せるのがいいね。今までのマザーがi810とかMVP4だったからねえ。なにやら時代はとっくにPCI-Xらしいけど。というわけでAGPスロットには嬉々として買ってきた
Matrox G400SH (32MB 中古 1980円)
が差さっている。こら、そこ笑うな!
3Dやらなきゃこれで十分でしょ。3Dなんて「フライトシミュレータ」しかやらんし。それもうちは未だ「MSFS98」だし十分快適、飽きたら新たな飛行機ダウンロードできるしね。うわ〜綺麗な飛行機いっぱい。え、これ「MSFS2004」専用なの? いいなあ「2004」。えっマジ!? なにこの景色うわすげっ凄すぎ!! 欲しい〜っ!!
お買い上げその5
マイクロソフト フライトシミュレータ2004翼の創世紀 (7480円)
…わかってます。G400でこれ動くとは思ってません。
お買い上げその6/7
SAPPHIRE RADEON9600 256MB (中古 7400円)
DDRメモリ PC2700 512MB (中古 3800円)
お遊びで買ったはずのマザーボードにどれだけつぎ込めば気が済むのだろう。とはいえ散財ほど楽しいものはない。それにしても新たなグラボ選びにはえらく苦労した。RAGE128で不満なくG400で速いと喜んでいる(今は2005年末なんだが)自分に最新のグラボはもはや異次元。何を選んでよいのやら。とはいえ
・AGP(しか差さらない)
・ファンレス(しか許さない)
・ATI(好きじゃ)
でそれなりの性能となると選択肢はおのずと限られる。SAPPHIREのグラボは一度使ってみたかったし、まあ悪くない選択だったと思う。
んで、これ差して「MSFS2004」は快適に動いたかというと「う〜む」。標準設定のままならともかくダウンロードした風景やらなんやらを放り込むと、場合によってはかなりカクカクしてしまう。グラボよりもCPUが足を引っ張ってると感じた。
それにしてもこのソフト、恐ろしくリソース食いだ。こないだ雪の東京湾上空を飛んでいたら突然止まってエラーメッセージ出現。「スワップ領域が足りないので再構築します」。Win2000でこんなメッセージを見たのは始めてだ。このソフト動かすにはマシンパワーがいくらあっても困らんだろう(私ゃ黙々と働くGeodeに惚れてるので現状で満足です)。
ちなみにG400差した状態でも動かしてみたけど、起動はするもののテクスチャとかが真っ白だったりして実用は無理だった。
RADEONに差しかえた後のベンチ結果
GeodeNX1750 DDR 512MB RADEON9600 |
定格(1400MHz) | 常用(1533MHz) |
3DMark2000 1024*768*16 |
8298 | 9211 |
3DMark2001 1024*768*32 |
7023 | 7272 |
3DMark03 初期設定 |
2359 | 2401 |
FFベンチ3(Lo) | 3194 | 3495 |
G400では起動しなかったFFベンチも動くようになった。
このスペックから考えるともう少しスコアが伸びてもいい気もするが… 今後の課題だ。
果てしない欲望(そろそろ打ち止め)
さて狂ったように世界中を飛び続けたのはいいが(そのわりに着陸全然うまくならないが)、このところ画面がガクガクしていけない。マシンパワーの問題じゃなくてCRTの寿命だ。なにせ95年に買ったデスクパワーの付属品。もう引退させてあげなきゃ。それにせっかく省電力PC作ってもCRTにごっそり電気もっていかれるのが理不尽なのでどのみち買い換え、とは思ってた。いい液晶はないか(安いので)。
ありました。
お買い上げファイナル(であってほしい)
DT5173W (日立Prius付属17インチ液晶 アウトレット 23800円)
今さら17インチではちょっと小さいのでは、と思ったけど家に帰って梱包を解くと、かなりデカかった。
使用感は「快適!」の一言に尽きる。なんでもっと早く買わなかったのかとさえ。もうひとつ欲しいくらいだ。
(但し内蔵スピーカーの音は最悪。使ってません。このぶん横幅短くしてほしいです)
虎の子の親指キーボードもつけて名実ともにメインマシン
そんなわけで1枚のマザーボードとの出会いがきっかけで、まるまる一台組んでしまいました。
マザーボード | GA-7VTXH | \2980- |
CPU | GeodeNX1750 | \5980- |
HDD | 160GB | \8300- |
チューナー | MTU2400F | \12800- |
VGA | Radeon9600 | \7400- |
メモリ | DDR 512MB | \3800- |
筐体(もどき) | 下記写真参照 | \1800- |
液晶 | \23800- |
使い回し | ||
電源 | 90W | (\1980-) |
光学ドライブ | DVDマルチ | (\7280-) |
USB2.0ボード | (\1400-) | |
CPUクーラー | 9cmファン | (\500-) |
マウス | (\980-) | |
キーボード | FMVTW-KBS | (\2000-) |
等 |
うーん、HDDは250MB買うべきだったな。でもそこそこの投資でそこそこ遊べるマシンになりました。
スペック的には相変わらず時代からとり残されてますが、今までになく快適なPCライフを満喫しております。
CPUクーラーをブン回すほどの熱は出さないとわかったお利口Geode。だがコア欠けが怖くていまさらクーラー外せないので、クーラーのファン部だけ外してその上におわん型のプラスチック容器(100均で購入)をかぶせ、横から大口径ファンを低回転で回して冷やしている。電源ともども音はほとんど気にならない。というかHDDがジージーうなるほうが気になって。あればっかりはどもならん。
その後のGeode
・やはり電源90Wでは足りなかったらしくフリーズが多発、やむなく150W電源に取り替える。
・電源取り替えの後、誤ってファンレス状態で稼働。気づいた時CPU温度は102度をさしていた。
(その時も正常動作していた)
・再びファンが止まった時の事を考え、意を決してCPUを加工(L11ブリッジカット)、電圧を1.24V
に下げる。
BIOSで電圧をいじり(上げることはできる)、テストを試みる。だいたいの安定動作の目安は…
デフォルト(1.24V) … 1459MHz(FSB139MHz)
5%UP(1.28V) … 1512MHz(FSB144MHz)
7.5%UP(1.32V) … 1543MHz(FSB147MHz)までOK(それ以上は試していない)
1月15日現在1.24V/FSB138MHzで常用。
スーパーπ419万桁実行直後の状態
さらにとどめとばかりに「CrystalCPUID」導入。このソフトはPCの負荷に応じてCPUのクロックを動的に制御するという優れもの。ベンチマーク等のフルパワーを必要とするソフトでは状況は変わらないが、DVD鑑賞等の「中程度の」負荷がかかっている状態でCPU温度21℃という優秀な数字を出した。
ここに至り、遂にファンレスを決意。完全なCPUクーラーレスではなく、電源ファンをCPUの冷却に兼用させた。
CD-Rケースを廃物利用。CPUフル稼働時41℃。夏も乗り切る!
なお消費電力は電源タップ付属の簡易チェッカーによる大雑把な計測で液晶込み100W弱。意外に平凡な値にちょっと残念。まあ発熱問題がクリアできたのでよしとしよう。省電力できればそれにこしたことはないが「環境にやさしく」などというのはしょせんPCいじりの言い訳にすぎない。こんな私が言っても説得力ないけど。
追記 あまりにだらだらと書きつらねていい加減読むのも嫌になっただろうけど、当方メインマシンの新規作成は久々なので嬉しくてつい。さらにちょっと書き足したい。「CrystalCPUID」を使用して思ったことだ。 2006年のマシンと呼ぶにはあまりに非力なGeodeNXだが、CPUの負荷を示すアイコンは通常ブルーのまま。DVD鑑賞、あるいはネットラジオを聴きながらブラウジング、この程度ならまずアイコンに変化はない。シグナルがレッドつまりCPUを使い切ってる時というのは、今まで見た感じでは ・OS起動/アプリ起動時 ・ブラウザでサイト移動時(ほんの一瞬) ・ベンチマーク ・ゲーム ・(エンコード) くらいしかない。アプリ起動は一瞬のことだし、ベンチマークはCPUを使い切るのが目的だからこれは当然。 ゲームというアプリはかなり特殊で、マシンの構成に関わらず常にCPUパワーを要求する。が実際のところはパワーを使い切ってない場合が多い。CPU駆動倍率を手動で切り換えたところ、1GHzもあればたいていのゲームは正常に動くとわかった。もっとも私は「軽い」ゲームしかやらない。唯一の例外「MSFS2004」はCPUパワー不足を肌で感じる。 意外だったのが動画編集で、私の場合TVもしくはビデオの映像をMPEG2に変換してDVD化というのがメインなのだが、「取り込み」「編集」「分離」「再多重化」そしてメディア化といったいずれの過程でもCPUを使い切っていないという驚きの結果が出た。負荷25〜50%あたりをうろうろしている。エンコード=高負荷という先入観があったのだが、どうやらそれは「再エンコード」に限った話のようだ。それ以外ではハードディスクの転送速度がボトルネックになっていると考えられる。 (実際HDDを増設し、入力と出力を別HDDに設定すると処理時間は半分になり、CPUの負荷は高まった) (メモリを512MBから768MBに増設しても体感上は変化はなかった) 結論 ・動画編集を快適にしたければメモリやHDDまわりを改善工夫すべし。 ・エンコードやるなら静音性を生かして「寝てる間にやれ」 ・「MSFS2004」だけは妥協を強いられるしかない。もっとも妥協せずにこのゲームができる人がどれだけいるのか疑問だが。 ・自分が使う分にはGeodeNXで必要十分である。 というふうに、いろいろ考えさせてくれる「CrystalCPUID」。役にたつだけでなく非常に楽しいソフトだ。 |
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