−究極の電池サウンドを求めて−
CDプレーヤー換装編
素晴らしい電池駆動システムができました。この20センチスピーカーから出てくる力強い音。
そのパワーの源がちっぽけな単3電池4本だなんて。なんてステキなんでしょう。今や私は完全に電池信者です。
しかし困ったことに我が家のオーディオシステムは未だ完全には電池化されていません。
そう。うちのCDプレーヤーには、未だ俗世にまみれたAC電流がその体をめぐっています。身の毛もよだつ話です。
普段はフタ閉めてます。
かれこれ10年選手になる、ミニコンポのプレーヤーですが、実のところ現状で音質には全く満足しています。
が、このプレーヤー、音質以外に問題があります。
音飛びが激しい。メカニカルノイズが激しい。つい先日など再生スピードが早くなるというCDにあるまじき離れ業まで演じてくれました。要するに壊れてます。
買い換えが必要です。そして電池信者の私が買うべきは…
そうです。ここまできたらCDも電池で聴きたいじゃないですか。
というわけで買ってきましたポータブルCDプレーヤー。
「FISHER」といいます。3,500円なり。
ポータブルなのにリモコンさえ付いてません。いいんです。どうせ家で使うんですから。
ACアダプターさえ付いてません。望むところです。元から電池駆動しか考えてません。
しかし実のところ、CDに関してはポータブルの音質が据え置きに勝てるとは、正直思ってません。
思ってないので一番安いのを買いました。もしもこいつでいい勝負ができるようなら、本腰入れて買い換えを検討です。
♪試聴CD いろいろ
う〜ん…
やはり据え置きの物には及ばないなあ。
低音と高音が出てません。
うちのアンプは高音増幅気味なので相殺されていい感じと言えなくもないし。
低音は逆にうちのシステム程度じゃ元々たいして出せないので、特に不満でもないけど。
それより気になったのが、全域に渡って「情報量の少ない音」だなあと。音が間引きされてるイメージです。
やはり絶対的性能では及びません。イイ線いってるけど、一度「ほんの少し」の違いを知ってしまうと、もう引き返せません。
但し、褒めてあげたい点もいくつかあります。
まず、駆動音が小さい。というかほとんど無音です。これは予想以上に優れていた点です。
(動作開始時と、CD演奏を終えた時に結構大きな音がして、アナログプレーヤーみたいなのですが、それはご愛嬌)
嬉しいことにヘッドホン端子とライン端子が独立してるのですが、ヘッドホン(付属のは使ってません)で聴くと音の情報量が多い気もします。プレーヤーではなくて、うちのアンプに問題があるのかもしれません。
一番感心したのは、無音時の静寂さです。前述のようにメカニカルノイズがないうえに電気的ノイズもないので、不気味なくらいです。そのあたりはさすが電池駆動の素性のよさ。予想通りです。
あ、あと安物だからってCDを傷つけるような事も(実は一番心配してた)今のところありません。
というわけでうちのメインシステムに割ってはいるほどの性能は残念ながらありませんでした。
が、電池駆動CDプレーヤーの可能性を大いに感じさせてくれる一台でした。
(ちなみに駆動時間は単3×2で10時間程度だそうです。ひょっとして音質がよくなるかと思ってACアダプタ端子(4.5V指定)に無理やり単3×4(4.8V)の電流を供給して動かしてみましたが、音質には特に影響がなかったようです。危険なのでマネしないで下さい。)
というわけで低価格ポータブルCDプレーヤーの性能に感心する一方、自分ちのプレーヤーの高性能に惚れ直しました。中を開けてオーディオ用オイルを差してあげました。
内部はとても丁寧に作られていて、ますます感心。
これからも大事に使ってあげようと思います。熱対策や振動対策もキチッとやってあげれば、まだまだいけます。
でも老体の身ゆえ、普段のBGMはポータブルで聴いて、ここ一番の時だけ使うようにします。
じゃないと今回、ただの浪費になっちゃいますから。
ともかくこれで「電池プレーヤー」「電池アンプ」そして「太陽電池」三種の神器が勢ぞろいしました。
オーディオにかかるランニングコストは、限りなくゼロに近づきました。
デンコちゃんに頭なでなでしてほしい気分です。
…初期投資が取り返せるかどうかは微妙ですが。
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